静岡　ＥＡＳＴ　ＭＡＸ　監督日記

小学生女子チームに携わって、６年になります。

元来、守備はあまり好きではない私.....。

でも勝負にとっては、一番大事だろう！

ここ２年、守備コーチの万歩計さんと試行錯誤で守備を鍛えました。
ＭＡＸの選んだ道は、”保守的な守備”です。

保守的な守備とは、思い切りのみで突っ込まずに、アウトに出来る確立をあげる守備。分かり易くいえば、アウトに出来るゴロを確実にアウトにする！という具合です。

守備別に説明します。

三塁手は、バント処理を確実にします。前への突っ込みと１塁送球の練習の反復練習ばかりです。お陰で、この選手のバント処理は、抜群に上手いです。
あとは、守備範囲内のゴロを正しくアウトにすることに終始します。簡単なゴロを数を捕らせます。多少右左に飛ばせることもしますが...。
注意点は、送球エラーをさせないこと！フットワークと１塁手の入りとのタイミングを合わせることが大事ですね。

ショート、セカンドは、とにかく守備範囲を広げるが、確実性の高いプレーを心掛けるですね。
左側のゴロは、したたかにワンバン送球でもいいです。右側のゴロは、流れの中で走りながら距離をつめ確実な送球をするように指導します。
フライだけは、無理させます。この二人が外野からサークルまでを担当する気持ちで行かせます。

ファーストもサードと同じでバント処理に趣を置きます。捕球に対しては、闇雲に伸びずに、まず捕球を心掛けさせます。後逸は、許しません。

投手は、基本的に正面以外に無理にゴロを捕るな！と教えます。取れるゴロだけ捕りなさいですね。バントも三塁手、一塁手に任せるが基本です。右側へのゴロは、基本下から走りながら送球させます。

捕手は、壁にさせます。捕球が全てです。暴投もショーバンも関係なく止めてもらいます。まず、捕球です。
２塁送球は、肩が弱いうちは、ワンバンで！肩が強くなったらノーバン送球です。小学生の会場は、野球場や整備が良くないグランドも多いためノーバンも必要かと思います。
送球練習は、毎回は少しの数です。月に１,２度集中的に行います。これは、肩を痛めないためにです。
動作は、如何に右耳に右手とミットが行くかでしょう！あとは、フットワークと重心を上げないこと。１塁と３塁への牽制（ピックオフ）までは必要です。サインプレーも。
１,３塁のサインプレーも必要ですね。ただで２塁は、あげられません。ＭＡＸは、３種類のサインプレーがあります。

ＭＡＸは、通常二封、三封を無理に狙わせません。投前の強いバントかワンバンのゴロ位か？あとは、ベース付近で捕手が出れた場合にみですかね。
まずは、１つのアウトを取りにいきます。確実に！

外野手も基本的には、内野捕りをさせてます。本当の一か八かの時意外は、ゴロは、ワンハンドでは捕らせません。練習では、ワンハンドもやりますが.....。フライは、片手で捕ります。投げる手は近くにありますが、シングルハンドです。

保守的に確実性を重んじるために、派手な選手が出来ませんが、その分エラーは、格段に減ります。選手のことを考えるとマイナスでしょうが．．．。

８月の全国が終われば、自由にさせますし、派手なプレーにもチャレンジします。
私は、今のチームで全国制覇を狙っていましたから保守的を選びました。ただ、尋常ではない位の本数のゴロを捕っています。
まず基本！次に基本！そして確実性でした。

打撃は、思い切り！
走塁は、超攻撃的！
配球は、大胆に！
守備は、保守的！

サインは、簡単に！
采配は、時に応じて！
大会中は、早く寝る！

これが、今年のＭＡＸでした。